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スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)

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鈴木幸次,HERGOPOCH

”Hergopoch meets People”と題して、ロゼストのプレス兼バイヤーである五十嵐がさまざまな分野で活躍する方をお招きして対談形式でお送り致します。今回は鈴木幸次さんをお迎えします。

 

 

  • 五十嵐:今回はビスポークシューズメーカー「SPIGOLA」を率いる鈴木幸次さんをお迎えして、レザーを切り口に色々とお話をお伺いさせていただきたいと思います。それでは宜しくお願いします。
  • 鈴木さん:こんにちは、こちらこそ宜しくお願いします。
  • 五十嵐:えー、鈴木さんとはフィレンツェで靴作りの修行をされていた当時からのお付き合いなので、かれこれ12・3年知ってるってことになりますね
  • 鈴木さん:そーですね、あの当時は毎日革まみれになりながら必死でした(笑)
  • 五十嵐:革まみれって・・・まぁイタリアは革の本場、特にフィレンツェのビスポーク工房は当時から面白いレザーが揃っていたイメージがあります。
  • 鈴木さん:毎年ボローニャで世界規模の革の展示会があるのですが、そこで培った人脈で面白いレザーを手に入れたりするんです。最近は着こなしが全体的にスポーティヴになってきているので、いわゆるオーソドックスなボックスカーフの靴の注文に代わって型押しやシュリンクといった少しカジュアルなテイストのレザーの注文が増えてきましたね。それもあって毎年ボローニャへ出向いて、様々なレザーを見て回っています。
  • 五十嵐:靴とバッグでは求められる要素が微妙に異なるとは思うので、鈴木さんにバッグの意見を聞くのもどうかなとは思いつつ逆に新鮮な意見がお伺いできるのではと思ってお声掛けしちゃいました。スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)
  • 鈴木さん:僕なんかでよければ喜んで!
  • 五十嵐:で、早速なんですが・・・このマージシリーズの新作「MG-TTS」を今日は持って来ました!
  • 鈴木さん:ほぅー これは2種類のレザーを使っているんですね。このボディに使っているのはタンニンがよく効いてますねぇ
  • 五十嵐:タンニンが効いてるとは?
  • 鈴木さん:革のなめしの方法には大きく2つありまして、1つはクロームなめし、もうひとつがこのタンニンなめしクロームってのは鉱物(金属化合物)を使ってなめす方法で、えーっと靴でいうと表面が鏡面になってる綺麗な表情のやつ、これは基本的にクロームなめしです。特徴はつるっとピカピカしていて、磨けば磨くほど艶の増していく革です。薄くても丈夫で吸水性が低いので靴や衣料に適していると言えるかもしれませんね。タンニンとは、植物の中に含まれている成分を使ってなめす方法で一般的にはクロームなめしより手間がかかり、高級とされてます。使い込む程に馴染み、色合いが経年変化してくるのも特徴ですかね。よく茶色い革で「飴色に変化する」ってフレーズがありますけど、これはタンニンなめしの話です。長く使うほどに味が出てくると考えていただいていいと思います。
  • 五十嵐:なるほど、ではタンニンが効いてるという事は、その特徴がより強く現れる、すなわち使い込む程に「イイ感じ」になってくと。スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)
  • 鈴木さん:その通り!、革の表面を指でこするとキュッキュッって感覚があるでしょ、これがじっくりとタンニンでなめされた証ですね。そのうえ、これはフィニッシュにオイルがたっぷりと使われている感じです、雨にも強そうですね。
  • 五十嵐:もう1種類のレザーはオイルヌメなんですが、これ見るからに分厚くって耐久性ありそうですよね
  • 鈴木さん:そうですね、ヌメ革もタンニンなめしなんですが、こっちは粗野な仕上げでオトコっぽい
  • 五十嵐:この同系色の2種類の革使いがこのシリーズの特徴になってます。なかなか大人っぽくって個人的には刺さってますが・・・
  • 鈴木さん:ボディ本体は馴染んで柔らかくなっていくはずなので、このヌメの部分が骨のような感じで型崩れを防いでくれそうですねこういう機能性とデザインの両立って毎日使う物だと大事じゃないですか。スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)
  • 五十嵐:全く同感です。デザインが良くっても、使い勝手が悪いと絶対に使わなくなります。それで今まで何度失敗してきた事か・・・(笑)
  • 鈴木さん:靴作りも同じでやっぱり履き心地が良くないって致命的です。朝玄関で何を履こうかって時に、やっぱ履きにくい靴は履かない。最初は嬉しくって無理するんですけどね、最初だけです。バッグだと、例えば重いってのもなかなか厳しいですよね
  • 五十嵐:確かに。レザーバッグって重いイメージがどうしてもあるので、敬遠される御客様も多いのは確かかな。皆さん昔ながらのイギリスのブライドルレザーを使ったバッグの重さのイメージがあるみたいで・・・そこでエルゴのレザーバッグを持ってもらうと皆さん軽さに驚かれる!
  • 鈴木さん:軽さの秘訣って?
  • 五十嵐:軽く作るって事を考えてるか考えてないかみたいな。例えば各パーツを縫い合わせたり、重なり合う部分は、革の裏側をなるべく薄く剥いて強度と軽さが出るようにしていたり、ライニングの素材を吟味したり、金具の大きさや素材をどうするかとか・・・地道な努力の積み重ねです。
  • 鈴木さん:なるほど、革を剥いたりするのは靴作りでも重要です。ただ軽さというよりは見た目の美しさの為なんですけど、これをするのとしないのでは仕上がりの雰囲気が全然変わっちゃいますね。繊細で華奢な美しさが出ないんですよ。
  • 五十嵐:そういうのありますよね。何か物足りないっていうか、気に入ってるんだけど最後の一押しがないみたいなモノって。それってその繊細さとかもある気がしますね。日本人のDNAに組み込まれている美観というか。
  • 鈴木さん:日本人ならではの感覚って絶対あると思います。最近僕もスーツの仕立ては日本の職人ばかりになっちゃいました。イタリアに憧れてフィレンツェに行ったのに(笑)
  • 五十嵐:エルゴポックも日本で企画・製造されているんですが、そういう意味では安心感があるかと思います。このバッグもビジネスを意識して、トートバッグなのにジップ式の上蓋がついているんですけど、こういう発想ってすごく日本的だなぁと。ヨーロッパのブランドだったらトートバッグに上蓋は不要で終わっちゃう、歴史的にそれが正しいと。でも日本のビジネスシーンではバッグの中身をなるべく見せないほうが美しいだろうという日本人の美観があってこれなんかまさにドンズバな訳です。痒いところに手が届いた気分ですよね。スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)
  • 鈴木さん:ここ15年くらいで洋服やバッグ、シューズなどに対する日本人の審美眼が随分変わってきましたよね。あれほど憧れたMadeinItalyやMadeinFranceが憧れじゃなくなった。飽きたんじゃないんだけど所有欲を満たす基準が変わってきたんだと思うんです。
  • 五十嵐:さっきも話したデザインと使い勝手のバランスの良さとか繊細さとか?
  • 鈴木さん:そういうものを全部ひっくるめて、ジャパンオリジナルな価値観が出てきた気がします。
  • 五十嵐:全く同感です。市場が成熟してきたという意味合いも含め、今までの常識は通用しない時代に入ってますよね。エルゴポックのようなジャパンオリジナルな価値観と審美眼を持ったブランドが注目されているのもまさにそういうこと。
  • 鈴木さん:うん、このバッグ普通にパッと見ていいなぁと思いますもんね、それで値段聞いたら、「あっ、買います」って(笑)
  • 五十嵐:お買い上げ有難うございます!!!今日はお忙しい中、有難うございました。
 
スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)

鈴木幸次

1976年神戸市生まれ。
1997年より渡伊、フィレンツェのビスポークシューズ工房Robert Ugolini氏の元で靴作りを学び始める。天性の感覚と情熱によって作り出されるエレガントなシューズ、その評判は遥か日本にまで届き渡り、ウェイティングリストには大勢の名前が連なっていた。
2001年に帰国後、故郷の地、神戸に自身のアトリエを構える。10年を経った今でもバックオーダーが絶えることのない高い支持を得ている。

www.spigola.jp

スタイリスト×エルゴポック(Hergopch)

MERGEシリーズに待望のビジネス対応3WAYトートが登場しました。 縦型のフォルムは従来のマージシリーズ同様、オイル加工のバスクドレザーとヌメ革を使い、 トーン トゥ トーンの大人っぽい仕上がりに。

展開カラー : ブラック、ダークブラウン、ネイビー

¥ 50400